河北速報:<囲碁>井山、史上初の七冠独占

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記事要約

囲碁の最多6冠保持者、井山裕太碁聖棋聖・名人・本因坊・王座・天元(26)が20日、七大タイトルのうち残る十段位を奪取、史上初の全七冠同時制覇を達成した。

疑問

  • 7大タイトルとはどのようなものなのだろうか。
  • プロの棋士になるためにはどのような資格が必要なのだろうか。

考え・主張

2つ目の疑問について調べてみた。
以下ブログから引用:
syougi.buzama.com

プロ将棋士になるためには、奨励会に入会し、そこで四段まで昇段しなければなりません。

奨励会は入るためには受験しなければなりませんが、まずプロの将棋士の弟子となり、プロ将棋士の推薦を受けなければ受験資格が貰えません。

将棋連盟が主催する小中学生対象のアマチュア大会での成績が良い場合にはプロ棋士の推薦は免除されます。

奨励会の入会試験は対局が中心ですが、その他に筆記、面接試験もあり、1次、2次の試験があります。年齢は19歳以下で性別は問われていませんが、現実的には今まで女性で

プロ将棋士になった人はいません。女流棋士は、女性のための特別な養成システムで奨励会の四段としてのプロの将棋士とは異なります。

小学生で奨励会に入会し、中学生でプロの将棋士になる人もいて、問われるのは能力だけで年齢は特別問題にならないのがプロ棋士の特徴といえるでしょう。

多くの人が奨励会に入会した時の級段位は6級ですが、これはアマチュア将棋の四段に相当し各県のトップクラスレベルと非常に高いレベルなのです。ここから奨励会員同士が四段目指して昇級、昇段を懸けた熾烈な対局をしていきます。所定の成績を収めると昇級、昇段が認められます。三段になると半年に一度行われる三段リーグに参加でき、ここで上位2位までに入ると四段昇段が認められ、プロ棋士となることができます。

つまりプロの棋士になれるのは年に4人という難関で、プロになれるのは奨励会の入会者のうち2割です。三段ともなれば、将棋にすべてを注がないとプロにはなれないので、ほとんどは学生か無職です。奨励会には年齢制限もあり、23歳までに初段、26歳までに四段にならないと強制的に退会になります。ただし三段リーグで勝ち越せば、退会の年齢が29歳まで延長されます。いずれにしろ、プロの棋士になるのは非常に厳しいのが現実です。

その他にも三段編集試験やプロ編集試験などの制度がありますが、受験資格が厳しく非常に難関でこのルートでプロの棋士になる人は稀です。

プロ棋士になるのは至難の業のようだ。
その中でも今回のような能力のある棋士がいるというのは、まさに彼は神の領域に踏み込んでいるともいえるかもしれない。